『世界を変えた100日 写真がとらえた歴史の瞬間』
- 2015/04/30
- 10:35
本屋開業準備中のkobaです。『世界を変えた100日 写真がとらえた歴史の瞬間』(日経ナショナルジオグラフィック社)。世界を変えた100日(2008/10/23)ニック ヤップ商品詳細を見る世界の特別な「100日」を、詳細な解説とともに、第一線のカメラマンの作品を通して紹介する本書。1851年の第1回万国博覧会(ロンドン)から、2005年のハリケーン・カトリーナまでのおよそ150年間。歴史を大きく動かした事件や災害、そして戦争などが語...
澁澤龍彦『秘密結社の手帖』
- 2015/04/24
- 09:29
本屋開業準備中のkobaです。澁澤龍彦『秘密結社の手帖』(文春文庫)。秘密結社の手帖 (文春文庫)「秘密結社」という言葉を聞いて、ザワザワした気持ちとともに、知的好奇心をくすぐられる人はとても多いのではないでしょうか。グノーシス派、薔薇十字団、フリーメーソン―。興味のない人でも、これらの名前には聞きおぼえがあるでしょうし、なにか「怪しげなもの」というイメージが浮かぶでしょう。特にフリーメーソンに関しては、一...
今森光彦『里山の少年』
- 2015/04/21
- 10:21
本屋開業準備中のkobaです。今森光彦『里山の少年』(新潮社)。里山の少年(1996/07)今森 光彦商品詳細を見る写真家・今森光彦氏による、「里山」の魅力を描いたエッセイです。著者が生まれ育ち、現在も活動の拠点としている、滋賀県の琵琶湖畔。昆虫少年だった頃の眼、そして現在の写真家としての眼で、豊かな自然を見つめています。めったに見られないギフチョウとの出会い、時代の変化により消えていく瘤の木、悪ガキ仲間で捕ま...
女性のエッセイ・アンソロジー
- 2015/04/20
- 10:02
本屋開業準備中のkobaです。近代ナリ子編『FOR LADIES BY LADIES 女性のエッセイ・アンソロジー』(筑摩書房)。FOR LADIES BY LADIES―女性のエッセイ・アンソロジー (ちくま文庫)(2003/11)近代 ナリコ商品詳細を見る「すべての女性たちに捧ぐ〈「女性による女性について〉の魅力あふれるエッセイ集」と謳われた、こちらの1冊。ミニコミ誌『modern juice』の編集発行人であり、「女性」と「近代(モダン)」にまつわるあれこれを書か...
無料で使えて、かつ便利なブログサービスまとめ
- 2015/04/14
- 16:55
ブログはいまや誰でも簡単にはじめられるツールになっています。しかも、無料ではじめられます。ただ、無料ブログといってもたくさんありすぎて違いがわからないといった方も多いでしょう。というわけで、国内の有名な無料ブログサービスをまとめてみました。...
『デザインの輪郭』深澤直人
- 2015/04/14
- 11:14
本屋開業準備中のkobaです。深澤直人『デザインの輪郭』(TOTO出版)。デザインの輪郭(2005/11/10)深澤 直人商品詳細を見るau/KDDIの携帯電話「INFOBAR」、無印良品の「壁掛式CDプレーヤー」、家電・生活雑貨のブランド「±0」などで知られる、デザイナーの深澤直人氏の著作です。決してコンセプトを語るデザイン本や、いわゆるデザイン論の本、というわけではないのですが、「デザイン」とはそもそも何か、という根本的なことを見...
『だれも死なない』(トーン・テレヘン)
- 2015/04/13
- 11:30
本屋開業準備中のkobaです。トーン・テレヘン『だれも死なない』(メディアファクトリー)。だれも死なない (リエゾン・リーブル)(2000/03)トーン テレヘン商品詳細を見る皆さんはこちらの児童書をご存知でしょうか?著者のトーン・テレヘン氏は、詩人としての評価も高いのですが、動物たちの物語のシリーズで、「金の石筆賞」など、オランダ児童文学のあらゆる賞を受賞しています。本作でも、彼の温かい眼差し、ユーモラスな語り...
糸井重里『羊どろぼう。』
- 2015/04/11
- 13:11
本屋開業準備中のkobaです。糸井重里『羊どろぼう。』(ほぼ日ブックス)。羊どろぼう。 (ほぼ日ブックス #)(2011/03/11)糸井 重里商品詳細を見るご存じ、糸井重里氏の2010年、1年分の言葉たち。クスッとしたり、ニヤリとしたり、ドキッとしたり。心をくすぐる言葉、刺激的な言葉、大切にしたくなる言葉。ページをめくるたびに、いろいろな言葉たちが飛び込んできます。装丁も素敵。奈良美智さんのイラストはもちろんですが、紙に...
気になる部分
- 2015/04/10
- 10:12
本屋開業準備中kobaです。岸本佐知子『気になる部分』(白水社)。気になる部分(2000/09)岸本 佐知子商品詳細を見る一言。抱腹絶倒のエッセイです。この著者のエッセイは、とにかくスケールが大きい!静かに始まるのに、やがてとんでもないシュールと狂気の世界に入り込みます。最初の展開からはとても想像がつきません!そして面白いのは、それが狙って書かれた文章ではなく、彼女自身がただただ当惑している、その様が描かれてい...
ブリヂストン美術館行ってきました
- 2015/04/09
- 19:14
本屋開業準備中のkobaです。ビルの新築工事のため来月から一時休館になる、ブリヂストン美術館へ行ってきました。ご存知の通り、ブリヂストン美術館は、創設者・石橋正二郎の収集に端を発する、石橋財団コレクションから成り立っています。19世紀以降の西洋近代美術、それらの影響を受けて発展した日本の洋画も、数多く収蔵されています。1950年、初めて渡米した石橋正二郎は、数多くの都市の美術館を見学しましたが、ニューヨーク...
昔のミセス
- 2015/04/08
- 09:35
本屋開業準備中のkobaです。金井美恵子『昔のミセス』(幻戯書房)。昔のミセス(2008/08)金井 美恵子商品詳細を見る61年創刊の、女性のための”スタイルブック”「ミセス」のバックナンバーを振り返りながら、著者がファッションや食、女性の生き方を語ります。森茉莉の「私の美男子論」についての解説、ミニスカートブームへの考察、人気コーナー「イメージチェンジ」についての感想、などなど。さすがと思わせる、金井節全開です!...
ヴィレッジヴァンガード物語『菊池君の本屋』
- 2015/04/07
- 09:50
本屋開業準備中のkobaです。永江朗『菊池君の本屋 ヴィレッジヴァンガード物語』(アルメディア)。菊地君の本屋(2000/05)永江 朗商品詳細を見るご存知、ヴィレッジヴァンガードの創業者である著者が、立ち上げからその後の展開、コンセプトなどを熱く語っています。初版が1994年ですから、この後、ヴィレッジヴァンガード自体はもちろん、書店業界が大きく変わっていったのは、周知の通り。状況は変わっていますが、“出たて“の頃の...
新学期おススメの絵本『ひめちゃんひめ』
- 2015/04/06
- 12:04
本屋開業準備中のkobaです。今日は全国的に小学校の入学式が多いようですね。そんな新学期におススメの絵本です。尾沼まりこ/武田美穂『ひめちゃんひめ』(童心社)ひめちゃんひめ (絵本・こどものひろば)(2012/11/14)尾沼 まりこ商品詳細を見るとなりにすんでいるひめちゃんは、いつもひとりであそんでいる。でも、「わたし、ひとりでもさびしくないし、へいきなの」っていうんだ。だけど…ほんとうかな?気の強い「ひめちゃん」に...
思考の整理学
- 2015/04/05
- 18:37
本屋開業準備中のkobaです。今日のBS日テレ「久米書店」に、外山滋比古先生がご出演なさっていました。91歳とは思えない、矍鑠としたお姿です。新刊『知的生活習慣』(ちくま新書)のご紹介でした。「忘れるために日記をつけている」というのが印象的でした。頭をからっぽにしないと、新しいことが入らない、ということですね。知的生活習慣 (ちくま新書)(2015/01/08)外山 滋比古商品詳細を見る外山滋比古先生といえば、やはりこちら...
小さなかがやき
- 2015/04/05
- 11:43
本屋開業準備中のkobaです。素晴らしい詩集を一冊ご紹介します。『小さなかがやき』(偕成社)。小さなかがやき(2013/12/04)長倉 洋海、谷川 俊太郎 他商品詳細を見る写真家・長倉洋海さんがとらえた子どもたちの瞳の輝き。詩人・谷川俊太郎さんが、自らの内なる子どもを見つめてつづった詩。写真と詩が響きあう、みずみずしい一冊です。最初の詩から抜粋します。「どんなおとなになってもいいけれど子どもを殺すおとなにだけはぜっ...
ミナを着て旅に出よう
- 2015/04/02
- 14:50
本屋開業準備中のkobaです。皆川明『ミナを着て旅に出よう』(DAI-X出版)。ミナを着て旅に出よう (仕事と生活ライブラリー)(2003/02)皆川 明商品詳細を見るアパレルブランド「mina perhonen」デザイナーの著者。初版が2003年ですので、現在とは多少違っていることもあるかもしれませんが、ブランドの立ち上げから、白金に店舗をもった頃の、等身大の言葉がつづられています。イメージと違うのですが、高校生までは陸上漬けの日々...
女子と作文
- 2015/04/02
- 09:45
本屋開業準備中のkobaです。近代ナリ子『女子と作文』(本の雑誌社)。女子と作文(2013/06/20)近代 ナリコ商品詳細を見るミニコミ誌「モダンジュース」の編集で知られ、「女子本」を多く手掛ける著者。本書は、「書く」女性たちについてのエッセイです。若き日の大橋歩さんが、なぜ「平凡パンチ」で専属イラストレーターをつとめるようになったのか。そしてそこから「アルネ」を発行するに至ったのには、どのような気持ちの変遷が...
本屋オープンまで1年!
- 2015/04/01
- 10:13
おはようございます。本屋開業準備中のkobaです。今日は4月1日、新年度のスタートですね!数多くの新入社員たちが生まれ、そしてまた新たなスタートを切る方も多いでしょう。個人的な話ですが、私も長く勤めた出版社を昨日をもって退社いたしました。お世話になった方々のことを考えると、別れはとてもつらいのですが、ここからはまた気持ちを新たに人生をスタートしたいと思います。そして!具体的には、来年の春をめどにいよい...