玉村豊男『東欧・旅の雑学ノート』
- 2015/06/30
- 10:43
本屋開業準備中のkobaです。玉村豊男『東欧・旅の雑学ノート』(中公文庫)。東欧・旅の雑学ノート―腹立ちてやがて哀しき社会主義 (中公文庫) - エッセイストであるかたわら、絵も描き、また長野県でワイナリーも営む、玉村氏。本書は、氏が1979年に東欧を旅した際のノートを、ほぼそのままのかたちで本にしています。ユーゴスラヴィア、ブルガリア、ルーマニア、ハンガリー、チェコスロヴァキア、東ドイツ。ソ連崩壊前、まだドイ...
花森安治 灯をともす言葉
- 2015/06/27
- 17:50
本屋開業準備中のkobaです。花森安治『灯をともす言葉』(河出書房新社)。灯をともす言葉 - ご存知、「暮らしの手帖」初代編集長の「暮し」の哲学がつまった、言葉集です。「美について」「この国について」「私たちの暮しについて」「造ること、売ること、買うことについて」「装うことについて」「ぼくの仕事、そしてジャーナリズムについて」「戦争について」以上のように構成されています。あまりにも胸に響く言葉が多すぎて全...
『本屋になりたい』
- 2015/06/24
- 10:21
本屋開業準備中のkobaです。宇田智子『本屋になりたい』(ちくまプリマー新書)。本屋になりたい: この島の本を売る (ちくまプリマー新書) - 著者は、大手のジュンク堂書店を退職し、那覇の市場で古本屋をされている宇田智子さん。お店を始めた経緯から、新刊書店と古本屋の違い、どういった思いで本屋をやっているのか、など、宇田さん自身の飾らない言葉で語られています。お店の広さは、わずか3畳!路上にはみ出した分を含めても...
「田中小実昌エッセイコレクション」①ひと
- 2015/06/20
- 15:40
本屋開業準備中のkobaです。「田中小実昌エッセイコレクション」①ひと (ちくま文庫)。田中小実昌エッセイ・コレクション〈1〉ひと (ちくま文庫) - 飄々とした人柄と軽妙な文体で人気の、田中小実昌。入手困難だった作品を中心に編まれたコレクションの第1巻です。本書には、「自分自身について」「作家・友人たちとの交遊」「家族との生活」「女性たちとの色っぽい関係」などを扱った作品が収録されています。コミさんというと、ひ...
『佐藤ジュンコのひとり飯な日々』
- 2015/06/16
- 10:45
本屋開業準備中のkobaです。『佐藤ジュンコのひとり飯な日々』(ミシマ社)。佐藤ジュンコのひとり飯な日々 (コーヒーと一冊) - 元書店員で、イラストレーターとして活躍中の佐藤ジュンコ氏の、「食って飲んでのゆる~い生活」が描かれています。タイトルには「ひとり飯」とありますが、実際には多くの人たちとの触れ合いが描かれていて、読み終わったあとには、いろいろな人と話しながら、ご飯を食べたくなりました。(ひとり“ベラン...
『世界の作家 宮沢賢治』
- 2015/06/13
- 13:29
本屋開業準備中のkobaです。佐藤竜一『世界の作家 宮沢賢治』(彩流社)。世界の作家 宮沢賢治―エスペラントとイーハトーブ - 日本のみならず、世界でも読まれ続ける宮沢賢治。なぜ賢治の作品が、世界で愛されるようになったのか、「エスペラント」をキーワードに探る一冊です。宮沢賢治といえば「イーハトーヴォ」という言葉がすぐに浮かびますが、この言葉の由来をご存知でしょうか?諸説あるわけですが、著者は本書の中で、「イハ...
衝動買い日記
- 2015/06/10
- 09:55
本屋開業準備中のkobaです。鹿島茂『衝動買い日記』(中公文庫)。衝動買い日記 (中公文庫) - 腹筋マシーン、猫の家、サングラス、体脂肪計、ミュージアムグッズ、しちりん……。著者が思わず衝動買いしてしまった、全24アイテムの買い物顛末記。「安い!買った!」といって買い物しては、大失敗。おまけに家族には白い目で見られ……。誰もがこんな経験を持っているのではないでしょうか。本書では、誰でも「あるある!」とうなずいてし...
『かかわり方のまなび方』
- 2015/06/03
- 10:45
本屋開業準備中のkobaです。西村佳哲『かかわり方のまなび方』(筑摩書房)。かかわり方のまなび方: ワークショップとファシリテーションの現場から (ちくま文庫) - 『自分の仕事をつくる』『自分をいかして生きる』に続くシリーズ第3弾。前2作にとても感銘を受けたので、こちらも読んでみました。ただし、これまでとは少し毛色が違うというか、「他者との関わり」がメインのテーマです。ワークショップやファシリテーターの概念や...
『ぬいぐるみさんとの暮らし方』
- 2015/06/01
- 10:35
本屋開業準備中のkobaです。グレン ネイプ・著/新井素子、土屋裕・共訳『ぬいぐるみさんとの暮らし方』(新潮社)。ぬいぐるみさんとの暮らし方 - 原題を直訳すると、『ぬいぐるみ動物の世話と給餌』。その名の通り、ぬいぐるみと一緒に暮らすための、ありとあらゆることが詰まった、ガイドブックです。ここまでで、「なにそれ?」と思った方も多いでしょう!むしろそれが一般的かもしれません。なにしろ怪しいですもんね。ぬいぐる...