「本の産直・夏まつり」行ってきました
- 2015/08/22
- 10:21
本屋開業準備中のkobaです。昨日8/21は、表参道の山陽堂書店で開催中の、「本の産直・夏まつり」に行ってきました。個性的な本を出版している、小規模出版社が一堂に会し、それぞれの自慢の本をアピール、販売する催しです。小さな出版社の出版物ということで、なかなか書店店頭では見かけない本も多くあり、そういった本を手に取って、じっくり眺めることのできる貴重な機会でした。出店社は以下の通りです。アダチプレス、アトリ...
『小泉八雲集』 (新潮文庫)
- 2015/08/21
- 21:30
本屋開業準備中のkobaです。『小泉八雲集』 (新潮文庫)小泉八雲集 (新潮文庫)小泉八雲(本名ラフカディオ・ハーン)はギリシアに生まれ、イギリス、フランス、アメリカなど各国をまわった後、1890年に「ハーパー誌」の特派員として来日しました。その後、大学の講師として英文学を教えると同時に、日本文化を海外に積極的に紹介していきました。本書は、「影」「骨董」「怪談」など、八雲の数多くの著書のなかから、代表作を新編集...
『トマソン大図鑑〈無の巻〉』 (ちくま文庫)
- 2015/08/21
- 09:27
本屋開業準備中のkobaです。赤瀬川原平『トマソン大図鑑〈無の巻〉』 (ちくま文庫) トマソン大図鑑〈無の巻〉 (ちくま文庫)「トマソン」とは何か?なかなか一言で表すのは難しいのですが、著者はかつて、芸術を超える「超芸術」と呼んでいました。(余計わからないですね……)「芸術」は一応敬われる面もありますが、ほとんど無視され、敬われず、ゴミに近いもの……。本来の役割を終え、すでに誰からも見向きもされないもの、といっ...
『刑務所図書館の人びと―ハーバードを出て司書になった男の日記』
- 2015/08/17
- 09:38
本屋開業準備中のkobaです。アヴィ スタインバーグ 『刑務所図書館の人びと―ハーバードを出て司書になった男の日記』柏書房。刑務所図書館の人びと―ハーバードを出て司書になった男の日記正統派ユダヤ教の熱心な信者として育ち、ハーバード大学を卒業したエリート。そんな青年がひょんなことから勤めたのは、なんと刑務所の中の図書室だった……。こんな内容に、とても惹かれる本でした。ドラマチックな設定に、小説だと思って読み始...
『なぜ戦争は伝わりやすく平和は伝わりにくいのか』 (光文社新書)
- 2015/08/15
- 18:30
本屋開業準備中のkobaです。伊藤剛『なぜ戦争は伝わりやすく平和は伝わりにくいのか ピース・コミュニケーションという試み』 (光文社新書) 。なぜ戦争は伝わりやすく平和は伝わりにくいのか ピース・コミュニケーションという試み (光文社新書)終戦から70年の8月15日。本日読み終えた本を紹介します。〈もしも、目の前に「戦争」と「平和」と書かれた2つのカードが並べられたとして、「どちらを選びますか?」と問われたら、き...
『暗渠マニアック!』
- 2015/08/05
- 18:56
本屋開業準備中のkobaです。吉村生、高山英男 『暗渠マニアック!』(柏書房)。暗渠マニアック!あなたは「暗渠」という言葉に、どういうイメージを持つでしょうか?「暗い」「ジメジメしてる」「なんか怖い」……いろいろあると思います。ですが、「楽しいところ」「大好き」という方は、あまりいないのではないでしょうか。(あくまで個人的な意見ですが……)。かくいう私も、この本を読むまで「暗渠」のことはあまり(というか、ほ...
『"ひとり出版社"という働きかた』
- 2015/08/01
- 12:33
本屋開業準備中のkobaです。西山雅子『"ひとり出版社"という働きかた』(河出書房新社)。“ひとり出版社”という働きかた出版不況といわれるなか、ミシマ社、港の人、里山社など、個人、もしくは少人数で立ち上げる小規模な出版社が増えています。本書は、そんな出版社の設立の経緯や作品を紹介しながら、立ち上げた方々の思いや目標、働き方などに迫っていきます。私も出版社にいた人間として(編集ではありませんでしたが)、編集...