『ヤービの深い秋』(福音館書店)
- 2019/09/27
- 18:05
東京・谷中の本屋ひるねこBOOKSです。梨木香歩 著、小沢さかえ 画『ヤービの深い秋』(福音館書店)ヤービの深い秋 (福音館創作童話シリーズ) [ 梨木香歩 ]ヤービはふわふわの毛につつまれた、ふしぎな生きもの。冬ごもりに使うため、まぼろしのキノコであるユメミダケを探す冒険に出発します––。ページをめくれば、そこはもう彼らの暮らすマッドガイド・ウォーター。水の冷たさや木々のざわめき、通り抜ける風など、まるで自分...
『アイデア No.387 現代日本のブックデザイン史』(誠文堂新光社)
- 2019/09/26
- 19:12
『アイデア No.387 現代日本のブックデザイン史』(誠文堂新光社)国内の書籍売上がピークに達した1996年から、現在に至るまで。「出版不況」と呼ばれるこの20年余り、その右肩下がりの時代に、一体どのような本が生まれ、読まれてきたのか。本の内容や販売統計などではなく、本の「顔」であるブックデザインからその歴史を紐解く。ページを開くと、その豊かさと破壊力にしばし呆然となる。圧倒される。本のデザインとは、これほど...
みやこしさとこ個展 「こんにちは!北欧。」
- 2019/09/26
- 16:54
イラストレーター・みやこしさとこさんの個展を開催します。くまのJEEPとKURTは、ふたりでBook Cafeを開くことにしました。ふたりで自分たちのお店を作り、無事にBook Cafeをオープン。お店をもっと楽しい場所にするため、ヒントを探しに北欧へ旅に出ます。ふたりの楽しい毎日と、北欧旅行を紹介します!●会期:10/31(木)〜11/14(水)11:00~20:00
(店舗営業時間に準じます) *最終日は16時まで・会期中の休業日:11/5(火...
『食いしん坊な台所』(河出文庫)
- 2019/09/25
- 18:34
東京・谷中の本屋ひるねこBOOKSです。ツレヅレ ハナコ『食いしん坊な台所』(河出文庫)食いしん坊な台所 (河出文庫 河出文庫) [ ツレヅレハナコ ]15本の木べらも、6枚のフライパンも、100枚以上の皿も、正直に言えば必要ではない。でも置いておきたい。なぜなら台所道具が好きだから。美味しい記憶が詰まっているから。高価な鍋も100均のグラスも、同じように愛おしい。欠けても歪んでも、使えば使うほど、味が出る。台所に立...
『飛ぶための百歩』(岩崎書店)
- 2019/09/23
- 18:29
東京・谷中の本屋ひるねこBOOKSです。ジュゼッペ・フェスタ 著/杉本あり 翻訳『飛ぶための百歩』(岩崎書店)飛ぶための百歩 [ ジュゼッペ・フェスタ ]「ぼくは目が見えない。でももう子供じゃないんだ」ルーチョは5歳の時に失明したが、彼の世界は決して消えていなかった。なんでも一人でやりたい。目が見えないからって差し伸べられる手は嫌いだ。山で遭遇した事件と、新たな出会い。それは彼の心を少しずつ解きほぐしてゆく少...
『バターの本』(グラフィック社)
- 2019/09/22
- 18:09
東京・谷中の本屋ひるねこBOOKSです。『バターの本』(グラフィック社)バターの本 日本のおいしいナショナルバター&クラフトバター [ グラフィック社編集部 ]バターが主役になるとは思わなかった。この本と出会うまでは。ほんの一欠片で料理の味や香りをぐっと増すのに、自分はのっぺりと澄ました顔をしている。なんと控え目で、愛らしい魔法使いか。「バター」と言葉にするだけで、何かそれだけで、もう豊かな気持ちが押し寄...
『魔法の文章講座』(パイインターナショナル)
- 2019/09/21
- 18:53
東京・谷中の本屋ひるねこBOOKSです。『魔法の文章講座』(パイインターナショナル)魔法の文章講座 みんなに広がる言葉の技法 [ ナカムラクニオ ]足し算して言葉を作る。引き算で省略する。売れる商品名、人気のネーミング。人の心を動かす言葉には、魔法がかかっていた。荻窪の人気ブックカフェ「6次元」店主・ナカムラクニオ氏による、文章と言葉の教科書。その豊かな発想とアイディアには、正に目から鱗が落ちる思い。SNSで誰...
『夢ひらく彼方へ〈上〉ファンタジーの周辺』(亜紀書房)
- 2019/09/20
- 18:31
東京・谷中の本屋ひるねこBOOKSです。渡辺 京二『夢ひらく彼方へ〈上〉ファンタジーの周辺』(亜紀書房)夢ひらく彼方へ〈上〉 [ 渡辺 京二 ]石牟礼道子亡き後、『ナルニア国物語』に“癒された”著者が、『指輪物語』『ゲド戦記』など「本物のファンタジー」を読み解く。現実が辛いなら、一旦逃避したって全く構わない。別の世を想像可能な人だけが、豊かな世界を創造できるのだ。---〈ファンタジーは強烈な現実嫌悪の所産であるこ...
『かがやき』(水窓出版)
- 2019/09/19
- 18:47
東京・谷中の本屋ひるねこBOOKSです。馳平 啓樹 『かがやき』(水窓出版)かがやき [ 馳平 啓樹 ]流れてくるパンにハムとキャベツを載せる。指定された数の部品を船に積み込む。そうして作られ、生まれる「何か」は、一体どこで誰に求められているのだろう。製造、労働についての物語は、先日読んだ韓国の小説『モンスーン』を思い出させた。人生の不条理と圧倒的リアル。http://hiruneko.thebase.in/items/23177961モンスーン (...
ヨスガラユウギ個展「谷中ねるねこ珈琲店」
- 2019/09/19
- 12:56
粘土やネル生地を使った、繊細な作品が人気のヨスガラユウギさん。2度目の個展を開催します。珈琲や動物、植物をモチーフにして、今回はどんな魔法をかけてくれるでしょうか。—-2017年12月 冬。個展ねるのねるねここねるねこ。それから春と夏と秋と冬、また春と夏がめぐって、そしてこの秋にまた谷中へお邪魔いたします。粘土のオブジェとネル生地の刺繍の装身具、それから新しいてづくりでひるねこBOOKSさんに琥珀色のちっちゃな...
『働くわたし』(本の雑誌社)
- 2019/09/16
- 18:48
東京・谷中の本屋ひるねこBOOKSです。本の雑誌編集部 編集『働くわたし』(本の雑誌社)働くわたし [ 本の雑誌編集部 ]校閲者、理容師、事務職、ベーグル店店主……。ここに登場する20代から80代までの女性たちは、どうやって今の仕事に辿り着き、どんなふうに働いているのか。様々な職業に就く14人のインタビュー集。同じ職種に括られていても、当然ながら働き方は人それぞれ。女性ならではの苦労や苦悩、反対に女性だからこその楽...
『北欧に学ぶ 好きな人ができたら、どうする?』(晶文社)
- 2019/09/15
- 18:43
東京・谷中の本屋ひるねこBOOKSです。アンネッテ ヘアツォーク 著、枇谷 玲子 訳『北欧に学ぶ 好きな人ができたら、どうする?』(晶文社)北欧に学ぶ 好きな人ができたら、どうする? [ アンネッテ・ヘアツォーク ]恋をすると、心も身体も変化する。それはもう、昨日までの自分とはまるで違うみたいだ。どうやって気持ちを伝える?相手はどう感じてる?友だちにはなんて思われるだろう?表と裏から思春期の男女それぞれの物語が...
『わたしの糸』(西村書店)
- 2019/09/14
- 19:00
東京・谷中の本屋ひるねこBOOKSです。トーリル・コーヴェ 著、青木順子 翻訳『わたしの糸』(西村書店)運命の赤い糸。それは男女の愛を表すこともあるし、時には友との友情、あるいは親子の絆の証となるのかもしれません。この絵本は、手をのばしてつかまえた1本の糸から始まる、ひとりの少女の冒険の物語です。糸に導かれるまま辿り着いたのは深い森。そこで小さな女の子に出会います。彼女はやがて母になって、子の成長を見守り...
『つかれた日には鍋にキャベツとホロホロ鳥を放り込み』(西日本新聞社)
- 2019/09/13
- 17:37
東京・谷中の本屋ひるねこBOOKSです。谷内雅夫『つかれた日には鍋にキャベツとホロホロ鳥を放り込み』(西日本新聞社)つかれた日には鍋にキャベツとホロホロ鳥を放り込み [ 谷内雅夫 ]長崎のウニ、欧州に春を告げるホワイトアスパラ、賄いのカマンベール。修行時代からの、あの時あの場所で出会った、忘れられない味。ホテルオークラ福岡の総料理長が綴る文章と、ペンによる瀟洒な挿画が、この上なく空腹にしみる。タイトルと装丁...
ノルウェー絵本『わたしの糸』刊行記念トークショー
- 2019/09/12
- 15:39
ノルウェー生まれの絵本『わたしの糸』(トーリル・コーヴェ作、西村書店)が9月20日に発売されるのを記念して、翻訳者の青木順子さんをお招きし、トークイベントを開催いたします。トーリルさん&青木さんと言えば、一昨年パネル展とトークイベントを開催した、『うちってやっぱりなんかへん?』(偕成社)。今回もまた、絵本と作者の魅力についてたっぷり語っていただきます。 —手をのばしてつかまえた1本の赤い糸から、ひとりの...
「マルカの北欧旅案内 ~フィンランドでしたい100のこと~ 第4巻★ 発売記念 旅のおはなし会」
- 2019/09/08
- 16:52
神戸にある人気の北欧雑貨店マルカさん。今年7月には二つの展示でお世話になりました。そんなマルカさんが刊行している冊子、「マルカの北欧旅案内 ~フィンランドでしたい100のこと」は、リアルなフィンランド事情を知ることができ、当店のお客様にも好評です。今回は第4巻の発売にあわせ、マルカの店主・大垣さんをお招きして、お話を伺います。すでにフィンランドを訪れたことのある方に向け、よりコアな楽しみ方をお伝えします...
「petit main」サイト〈9月のおすすめ絵本〉更新されました。
- 2019/09/02
- 23:25
東京・谷中の本屋ひるねこBOOKSです。子ども服ブランド petit main での絵本紹介、9月分が更新されました。今月は・『ねずみさんのながいパン』(こぐま社)・『くまくまパン』 (あかね書房)・『パパ、お月さまとって!』(偕成社)の3点です。よろしければご覧ください。⇨http://petitmain.jp/diaries/9%e6%9c%88%e3%81%ae%e3%81%8a%e3%81%99%e3%81%99%e3%82%81%e7%b5%b5%e6%9c%ac...
『伯爵のお気に入り』(河出書房新社)
- 2019/09/02
- 18:21
東京・谷中の本屋ひるねこBOOKSです。向田邦子『伯爵のお気に入り』(河出書房新社)伯爵のお気に入り 女を描くエッセイ傑作選 [ 向田 邦子 ]女の生態、よそおう、働くあなたへ……。向田邦子の文章からは暮らしの匂いが漂い、そこには物事の本質が表れる。「手袋をさがす」、「わたしと職業」は折に触れて読み返したい。そして伯爵と香水の、いじらしいエピソード。いつまでも手元に置きたい、珠玉のエッセイ集。小説「胡桃の部屋」...
『愛のエネルギー家事』(すみれ書房)
- 2019/09/01
- 18:44
東京・谷中の本屋ひるねこBOOKSです。昨日紹介した『月で読む あしたの星占い』と同時に、期待の新しい出版社から刊行された新刊です。『愛のエネルギー家事』(すみれ書房)愛のエネルギー家事 [ 加茂谷真紀 ]家事とはつまり、愛を使うこと。掃除や料理、洗濯、片付け。義務感や効率を手放して自分の気持ちを大切にすれば、明るいエネルギーが循環していきます。手作りのおにぎり、ものを可愛がる、子どもの背をトントンすること...