『読書のちから』(亜紀書房)
- 2020/11/29
- 20:01
東京・谷中の本屋ひるねこBOOKSです。若松英輔『読書のちから』(亜紀書房)読書のちから [ 若松 英輔 ]「苦しみにあるとき、手を差し伸べてくれたのは、いつの日か、苦しみの日々を生きた人たちだった」。書物から得るべきなのは単なる知識や情報だけでなく、危機に際して支えとなる言葉、情愛。「耐えがたい苦しみにあるとき、私たちが探さねばならないのは、安易な慰めや気休めよりも、一つの言葉である。」「人生を変える一冊...
『階段にパレット』(ポプラ社)
- 2020/11/28
- 17:41
東京・谷中の本屋ひるねこBOOKSです。プルーフ版で読んでいた『階段にパレット』(東直子、ポプラ社)、入荷しています。階段にパレット (一般書 305) [ 東 直子 ]イラストレーターの実弥子は、下町の路地に佇む古い民家を借りて、小さな絵画教室を始めます。類まれな絵の才能を持つ少年とその母親、長いつきあいの編集者、隣人の母娘など、様々な人たちがそこを訪れるようになり……。路地の片隅で紡がれる人の営み、絵を通した...
坂口友佳子 絵本出版記念個展「どこどこけだまちゃん」
- 2020/11/27
- 17:14
ひるねこBOOKSレーベル第6弾の刊行を記念して、作者・坂口友佳子さんの個展を開催します。絵本『どこどこけだまちゃん』の原画展示のほか、描き下ろしのイラストやグッズも展示販売します。どうぞお楽しみに!*会期中、似顔絵イベントを開催いたします。詳しくは改めてお知らせします。●会期:2020年12月19日(土)〜2021年1月14日(木)【12時~20時】(店舗営業時間に準じます) ・火曜、第二水曜 1/13(水)定休*土日祝は18...
『ただ、そこにいる人たち』(現代書館)
- 2020/11/27
- 16:44
東京・谷中の本屋ひるねこBOOKSです。店主が2020年に読んで最も心に残った冊子が、書籍化されました。『ただ、そこにいる人たち』(現代書館)ただ、そこにいる人たち 小松理虔さん表現未満、の旅 [ 認定NPO法人クリエイティブサポートレッツ ]☆WEBSHOP➡️ https://hiruneko.thebase.in/items/36526438浜松市にあるNPO法人「クリエイティブサポートレッツ」(以下レッツ)。アートを通して様々な人が共に生きる社会の実現を目指して...
『世界の児童文学をめぐる旅』(エクスナレッジ)
- 2020/11/26
- 18:48
東京・谷中の本屋ひるねこBOOKSです。池田 正孝『世界の児童文学をめぐる旅』(エクスナレッジ)世界の児童文学をめぐる旅「秘密の花園」、「アリス」、「ピーターラビット」、「クマのプーさん」「ニルス」、「やかまし村」……。児童文学の名作たちはどんな場所で生まれたのか。英国を中心に、北欧、フランス、スイスまで。子どもの頃に夢中になって読みふけった、あの物語の舞台を訪ねる。40年以上にわたって写真に収め、全国の図...
『デザインあふれる森の国 フィンランドへ』(イカロス出版)
- 2020/11/25
- 18:09
東京・谷中の本屋ひるねこBOOKSです。ラサネン優子『デザインあふれる森の国 フィンランドへ』(イカロス出版)デザインあふれる森の国 フィンランドへ [ ラサネン優子 ]フィンランドと言えば森と湖の国。そして言わずと知れたデザイン大国です。ひと昔前までは、ムーミン、サンタクロース、キシリトールなどが有名な“遠い国”というイメージの方が多かったかと思いますが、近年ではもっと具体的且つ魅力的な情報もたくさん入るよ...
『きらぼしちゃんともりのクリスマス』(岩崎書店)
- 2020/11/23
- 17:09
東京・谷中の本屋ひるねこBOOKSです。もちなおみ 作、布川愛子 絵『きらぼしちゃんともりのクリスマス』(岩崎書店)雪の降る朝。今夜は年に一度のクリスマスです。森のどうぶつたちは飾りを作り、お菓子を焼き、雪だるまを作って夜になるのを待ちました。ところが、いつまでたっても星明かりに照らされず、モミの木は真っ暗なまま。「ぼくたち、わすれられちゃったのかなあ…」みんなが泣き出すと、突然眩しい光が……。お馴染み、布...
『ザ・フィンランドデザイン』(パイインターナショナル)
- 2020/11/22
- 18:06
東京・谷中の本屋ひるねこBOOKSです。『ザ・フィンランドデザイン』(パイインターナショナル)ザ・フィンランドデザイン -自然が宿るライフスタイルー [ パイ インターナショナル ]フィンランドは豊かな自然と美しいデザインの宝庫。そのデザインは「大いなる自然を忘れない」という思想に裏付けられています。グラフィック・テキスタイル・建築・陶磁器、そして絵画まで。1930〜1970年代に焦点をあて、名作とその誕生の背景をひ...
『私とあなたのあいだ』(明石書店)
- 2020/11/20
- 18:43
東京・谷中の本屋ひるねこBOOKSです。温 又柔、木村 友祐『私とあなたのあいだ』(明石書店)私とあなたのあいだ いま、この国で生きるということ [ 温 又柔 ]「本当は誰もが、自分はここにいる、と言い始めることができるはず。みな本来、対等な存在なのだから。私たちが声をもつとき、歴史のなにかが変わるだろう。私も、あなたも、誰もがその主役なのだから。」読んだ人が、どこかのだれかが勝手に決めた「標準...
『猫と東大。猫を愛し、猫に学ぶ』(ミネルヴァ書房)
- 2020/11/19
- 17:36
東京・谷中の本屋ひるねこBOOKSです。東京大学広報室 編集『猫と東大。猫を愛し、猫に学ぶ』(ミネルヴァ書房)猫と東大。 猫を愛し、猫に学ぶ [ 東京大学広報室 ]“猫の町”谷中のご近所、東京大学。日本でも有数の頭脳たちが、猫について本気で考えてみた。猫と学問、猫好き教授座談会……。あなたは猫についてどこまでご存知だろうか。知られざる一面も二面も三面も、全部ここにある。https://hiruneko.thebase.in/items/35471129大...
『ポストコロナ期を生きるきみたちへ』(晶文社)
- 2020/11/16
- 18:47
東京・谷中の本屋ひるねこBOOKSです。内田樹 編『ポストコロナ期を生きるきみたちへ』(晶文社)ポストコロナ期を生きるきみたちへ (犀の教室) [ 内田樹編 ]たった一つのウイルスが、これまでの“常識”を大きく変え、その誤りを人間に突きつけた。「金さえ出せば何でも買える」グローバル資本主義において、時にはマスクさえ買えないこと。医療や教育などを「商品」として扱ってはならないこと。現代社会が抱えている根本的な矛盾...
『金箔のコウモリ』(河出書房新社)
- 2020/11/15
- 16:53
東京・谷中の本屋ひるねこBOOKSです。エドワード・ゴーリー 著、柴田元幸 訳『金箔のコウモリ』(河出書房新社)金箔のコウモリ [ エドワード・ゴーリー ]没後20年、日本語版刊行20年という節目の2020年に、彼の20作目を。バレエ好きだったゴーリーが描く、少女モーディーの物語。その光と闇。https://hiruneko.thebase.in/items/35982754...
「petit main」サイト〈10月のおすすめ絵本〉更新されました。
- 2020/11/13
- 16:37
東京・谷中の本屋ひるねこBOOKSです。子ども服ブランド petit main での絵本紹介、11月分が更新されました。今月は・『サンドイッチ サンドイッチ』(福音館書店)・『ニットさん』(イースト・プレス)・『わたしの糸』(西村書店)の3点です。よろしければご覧ください。⇨http://petitmain.jp/diaries/11%e6%9c%88%e3%81%ae%e3%81%8a%e3%81%99%e3%81%99%e3%82%81%e7%b5%b5%e6%9c%ac-2...
『花と言葉』(柊有花)
- 2020/11/12
- 17:23
東京・谷中の本屋ひるねこBOOKSです。『花と言葉』(柊有花)イラストレーター・柊有花さんが多くの対話を重ねる中で生まれた絵と言葉、1冊の小さな本に。気品に満ち凛とした言葉の連なりは、詩のようであり、日記のようであり、近くにいるあなたや遠くの誰かへ贈る手紙でもある。鮮やかさと可憐さを持ち合わせた花々で彩られた言の葉は、心の中でさらに色づき、いつの日か実をつけるかもしれない。思いの種が蒔かれ、芽が出て、ま...
特別装幀版『デカメロン2020』(方丈社)
- 2020/11/09
- 18:05
東京・谷中の本屋ひるねこBOOKSです。特別装幀版『デカメロン2020』(方丈社)ヨーロッパで最初に新型コロナウイルスが蔓延したイタリア。見る見るうちに感染が広まり、その数が増え続ける状況に、世界中が衝撃を受け、この闘いは決して他人事ではないのだと思い知らされた。いち早く出された非常事態宣言。それは多くの犠牲を生んだが、また同時に多くの命を救った。その間、人々は何を考え、どう生きていたのか。本書は3月10日か...
詩集『聲』(あさやけ出版)
- 2020/11/08
- 16:50
東京・谷中の本屋ひるねこBOOKSです。石原弦詩集『聲』(あさやけ出版)養豚の仕事の傍らでひとり、誰に見せるでもわけでもない詩を書き続けた日々。静かで透明な、土の匂いのする詩。誰も彼もが、それぞれあなただけの聲を宿して生きている。岐阜の古書店「庭文庫」を運営するふたりが立ち上げた出版社「あさやけ出版」、初の刊行物。きょうはいい日だ。https://hiruneko.thebase.in/items/35761110...
『ホンモノの偽物』(亜紀書房)
- 2020/11/06
- 18:21
東京・谷中の本屋ひるねこBOOKSです。リディア・パイン 著、菅野楽章 訳『ホンモノの偽物』(亜紀書房)ホンモノの偽物 模造と真作をめぐる8つの奇妙な物語 [ リディア・パイン ]人はフェイクに騙されるのは嫌いだが、何かの真贋には興味があるものだ。絵画、化石、古文書、ダイヤモンド。それらを追っていくうち、「本物」と「偽物」を分ける線がどんどん曖昧になってくる。ウォーホルなしでつくられたウォーホル作品は本物か?天...
『青の儀式』(雷鳥社)
- 2020/11/05
- 15:36
東京・谷中の本屋ひるねこBOOKSです。白須純『青の儀式』(雷鳥社)青の儀式 [ 白須純 ]太古から人類は青と共に生きてきた。神聖なものに捧げ、顔料を巡って戦争があり、富の象徴とされた。青は歴史を彩る。なぜこれほどまで、人は青を欲するのか。芸術や儀式、戦いなどの観点から、その関係を探る。青には世界を揺り動かす力があるようだ。https://hiruneko.thebase.in/items/35509993...
『海をあげる』(筑摩書房)
- 2020/11/04
- 18:14
東京・谷中の本屋ひるねこBOOKSです。上間陽子『海をあげる』(筑摩書房)海をあげる [ 上間 陽子 ]「悲しみのようなものはたぶん、生きているかぎり消えない。それでもだいぶ小さな傷になって私になじみ、私はひとの言葉を聞くことを仕事にした」あのベストセラー『裸足で逃げる』から3年。沖縄、そして女性。理不尽な暴力、冷淡な視線の下で、著者は今も言葉を求め続けている。本書の「海をあげる」というタイトルは、沖縄以外...
「和紙と わたしと はな歌と。」戸田さちえイラスト展
- 2020/11/04
- 15:21
岩手県で、和紙を使った作品を制作している戸田さちえさん。3年ほどノルウェーで暮らしていたこともあり、ノルウェーを始めとする北欧のことについてもイラストを通して伝えています。戸田さんから、ぜひ当店で個展を開催したいとのご連絡をいただき、この度ご縁が繋がりました。和紙に描いたイラストや箱、ポストカードや缶バッジ、シールや張り子などを販売します。東京で展示をされる機会はなかなか無く貴重です。どうぞお楽し...
『檻を壊すライオン』(かもがわ出版)
- 2020/11/02
- 18:32
東京・谷中の本屋ひるねこBOOKSです。楾 大樹『檻を壊すライオン』(かもがわ出版)檻を壊すライオン 時事問題で学ぶ憲法 [ 楾 大樹 ]憲法は政治家などの「公務員」、国家権力の行使に携わる人々が守るもの。それは政治的な立場に関係なく共有される常識だ。2013年から2020年8月までの時事問題を通して、守るべき立場の人々が如何にそれを捻じ曲げてきたかを考える。自衛隊の日報隠蔽、特定秘密保護法、モリカケ、桜を見る会……。...
『本を気持ちよく読めるからだになるための本』(晶文社)
- 2020/11/01
- 18:03
東京・谷中の本屋ひるねこBOOKSです。松波太郎『本を気持ちよく読めるからだになるための本』本を気持ちよく読めるからだになるための本 (ハリとお灸の「東洋医学」ショートショート) [ 松波太郎 ]目がかすむ、腰が痛い、手が疲れる。本を読めなくなる理由は色々ある。では逆に、本を気持ちよく読めるからだは、一番理想的なコンディションなのではないだろうか。著者は治療院「豊泉堂」の院長であり、芥川賞候補の作家でもある。...